MD(マーチャンダイザー)に向いているのは?

MDを目指すあなたへ

こんにちは

前回はMD(マーチャンダイザー)に必要なスキルをお伝えしました。

今回はMD(マーチャンダイザー)に向いているのはどんな考えを持っている人かをお伝えします。

ポイント3点

  • 人のせいではなく自分のせい
  • 嫌われる事を恐れない
  • 新しい事を取り入れる

ひとつずつ説明していきます。

人のせいではなく自分のせい 【自責思考】

商品を作る上での最終決定権はMD(マーチャンダイザー)にあります。

もし売れない失敗した商品があった時に、どの様な経緯であったとしても、自分で発注を進めたのであればMD(マーチャンダイザー)である自分の判断が間違っていたと思える事です。

どのブランドでも店舗の意見を聞いて商品化したが売れなかった。。

という商品があると思います。

また、商品化する上で必ず担当企画者が付きますので、その企画者からすると作りたくもない商品を自分の担当品番として作り、結果として売れないと自分の成績にも悪影響が出る為、作る側と売る側の溝が生まれる事も多々あります。

その時に、店舗を非難するのは良くありません。

あくまでも店舗の要望は一つの意見であり、それを商品化すると決めたのはMD(マーチャンダイザー)なので、自分の責任として捉え、どこが良くなかったのかを検証し次の改善策を店舗や企画と話し合う事があるべき姿です。

嫌われる事を恐れない 【正しい判断をする】

MD(マーチャンダイザー)は常々、様々な判断を迫られます。

その中で、サンプルを2回・3回と上げた商品をドロップ(商品化しない)する判断を行う事もあります。

その場合、担当企画者としては数ヶ月かけて行った事が無駄になってしまい、取引先としてもオーダーに繋がらないため、多方面から嫌がられます。

前提としてそのようなものは無い方がいいのですが、進めていく中でトレンドの傾向が変化することで、予算の使い方を修正する必要が出てくる事もあります。

その際に、企画・取引先などに気を使い、正しい判断が出来ないような人はMD(マーチャンダイザー)には向きません。

もちろん、なぜ変更するのかという理由を丁寧に説明し、労いの言葉や取引先に対しての謝罪なども忘れずに行う必要もあります。

新しい事を取り入れる 【ミーハーである】

MD(マーチャンダイザー)はファッショントレンドや実績の数値を把握することはもちろんですが、ファッション以外の流行りや社会情勢などを知る必要があります。

なぜなら、ファッション以外のトレンドや社会情勢がお客様の購買行動に大きな影響を与えるからです。

例えば、コロナ禍でリモートワークが増え通勤着としての需要が大きく落ち込みました。

その中で、売上を大きく落とすブランドとそうではないブランドと分かれました。

前者は強みであるきれい目通勤需要に応える品揃えが中心で、需要の変化に対応できていませんでした。

後者はリモートワークにより通勤着の需要が減り、感染拡大が緩やかになってもコロナ前と同じような出社形態には戻らない事を予測し、通勤着<普段着(カジュアル)に需要が変化すると考え、カジュアルなアイテムを中心とした品揃えを強めていました。

この様に、お客様の生活スタイルの変化などが購買行動や気分にどの様な変化をもたらすかを常に考える事と新しい情報を把握することが重要になります。

気をつける点は、情報が偏らない様にする事です。

SNSも便利ですが、フォローしている人などどうしても同じ様な意見や情報に偏りが出てきてしまう傾向があると思いますので、意識的に自分の興味が薄い事柄にも触れるようにして下さい。

まとめ

MD(マーチャンダイザー)に必要なものは

  1. 何事も自分事として考え、振り返りを行い
  2. 時には厳しい判断をしながら、恐れずに自分が正しいと思う行動をとり
  3. 常に新しい事や、環境の変化に対応できる柔軟な考えを持つ

です。

次回からMD(マーチャンダイザー)になる為の具体的な方法を、ポジションごとに解説していきます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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